生成AIプロジェクトで誕生した自社AIツール『AIT Chat』
当社では、生成AIの全社的な利活用を推進する「生成AI利活用推進プロジェクト」の成果として、自社専用のAIアプリ「AIT Chat」を開発・リリースしました。本プロジェクトは、約8か月間にわたる検証期間を経て、当初の想定を大幅に上回る圧倒的な業務効率化を実現しています。
1.プロジェクトの成果

本プロジェクトでは、当初「月間220時間の削減」を定量目標として掲げていましたが、
実績値は月間340時間と、達成率154%を記録しました。
これを年間換算すると約4,000時間もの工数削減に相当し、全社的な生産性向上に大きく寄与しています。


業務作業の省力化
通関書類や請求書などのPDF転記作業を中心に、OCRによるデータ抽出の自動化・効率化を実現

情報検索・ナレッジ共有
過去の通関事例検索や社内規程QAなど、蓄積された知識への即時アクセスを実現

成果物の質向上
コードレビューによる品質標準化や、営業活動履歴の評価による質的向上を実現
2.自社開発『AIT Chat』が解決する現場の課題
これまで商用のAIチャットツールを利用しておりましたが、プロンプト作成の難易度やコスト構造、システム連携の制約といった課題が顕在化していました。これらを打破するために誕生したのが、情報システム部による自社開発アプリ「AIT Chat」です。
「AIT Chat」は、以下の3つの特長により、さらなる生産性向上を牽引します。


業務に合わせた作り込み
特定の業務フローに合わせ、プロンプトを意識せずともボタン1つで高度な処理ができるよう設計されています。

RPAとの安定連携
AIの読み取り結果をRPAの自動処理へ直接連携。画面仕様の変更に左右されない安定した自動化を実現します。

劇的なコスト最適化
AIモデルを直接利用する体制への移行により、外部ツール継続利用時と比較して年間約40%のコスト抑制を見込んでいます。
社内AIリテラシー向上のための包括的な取り組み
当社では、生成AIをより身近で実践的なツールとして活用できるよう、社内AIリテラシー向上に向けたさまざまな取り組みを進めています。情報発信や研修、アイデア共有といった取り組みを通じて、社員が安心してAIを活用しながら、新しい発想や価値を生み出せる環境づくりを推進しています。


社内ポータルサイトにて、AI関連情報を発信
生成AIの活用方法や最新事例を紹介
社内ポータルサイトにて、記事や動画形式で生成AIの活用方法や最新事例を紹介しています。また、各AIツールの説明やクリックガイド、利用マニュアルも発信しており、簡単にAI関連情報にたどり着けます。

社員向けにAI研修を実施
生成AIの基本的な利用方法やAI利用時のセキュリティ教育
社員向けに、生成AIの基本的な使い方や活用のポイントを学べる研修を実施します。AI利用時に気をつけたいセキュリティ面についても解説し、安心して活用できる環境づくりを進めています。

社内表彰企画の立案
AI活用アイデアを社内共有し、優秀なアイデアを発掘する
社員のAI活用能力の底上げおよび活用の定着を図るとともに、優れた事例を全社へ展開し、組織全体の業務効率化・生産性向上につなげることを目的としています。
デジタル技術やAIを積極的に活用し、業務の省人化、プロセスの効率化、情報の可視化を推進することで、顧客の利便性やサービス品質のさらなる向上、新たな価値創出を実現し、競争力の強化につなげてまいります。