ご挨拶
株主の皆様には、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、ここに第39期(2026年2月期)第1四半期の業績についてご報告を申し上げます。
【第39期(2026年2月期)第1四半期の業績について】
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善などにより、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、継続的な物価上昇や米国の通商政策の影響などへの懸念が残り、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況下、当社グループでは、主力である国際貨物輸送を始め、通関や配送、海外倉庫でのアソート業務を含めた流通加工業務といった輸出入の付帯業務の受注増加を目指し、新規顧客の獲得、既存顧客との取引深耕に精力的に取り組んでまいりました。
当第1四半期連結累計期間では、アパレル商材の荷動きが比較的堅調であったことや通関受注件数が伸長したことに加え、前年同期と比較して海上貨物輸送の運賃水準が高く推移したことが追い風となり、営業収益は増加しました。
また、一部の顧客との間で前連結会計年度において上昇した海上運賃の価格改定交渉を行い、価格転嫁を進めたことで、昨年の夏以降大きく低下した売上総利益率は改善傾向にありました。しかしながら、当第1四半期連結累計期間の売上総利益率は、前年同期に比べると低位であったことから、売上総利益は減少しました。
そして、販売費及び一般管理費においては、給与のベースアップなどにより人件費は増加しましたが、その他の費用の抑制などにも取り組み、可能な限りの利益創出に努めてまいりました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の営業収益は14,738百万円(前年同期比14.4%増)、営業利益は1,060百万円(前年同期比7.2%減)となりました。また、経常利益は、前年同期と比較して為替差益等が増加したことで1,303百万円(前年同期比10.0%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は870百万円(前年同期比14.3%増)となりました。
今後とも役職員一同、企業価値の更なる向上に邁進していきたいと存じますので、引き続き、温かいご支援ご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。