社長挨拶

ご挨拶

株主の皆様には、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、ここに第39期(2026年2月期)第2四半期の業績についてご報告を申し上げます。

【第39期(2026年2月期)第1四半期の業績について】
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善、インバウンド需要の拡大等を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、継続的な物価上昇や米国の通商政策の影響等が景気を下押しするリスクとなっており、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

このような状況下、当社グループでは、主力である国際貨物輸送の取扱増加に向け、積極的に営業活動を展開するとともに、通関や配送、輸出入の付帯業務の受注増加を目指し、新規顧客の獲得、既存顧客との取引深耕に取り組んでまいりました。

当中間連結会計期間では、アパレル関連の製品を中心に夏物商材などの荷動きが比較的堅調であったことや、それにより通関受注件数が伸長したことに加え、当中間期前半の海上貨物輸送の運賃水準が前年同時期に比べて高く推移していたことが追い風となり、営業収益は増加しました。

また、一部の顧客との間で、前連結会計年度において上昇した海上運賃や値上がりする日本国内の陸送費用などの価格改定交渉を行い、価格転嫁を進めてまいりました。その結果、昨年の夏以降大きく低下した売上総利益率は改善の傾向にありましたが、前年同期に比べて低い水準であったことから、売上総利益は減少しました。

そして、販売費及び一般管理費においては、給与のベースアップなどにより人件費は増加しましたが、その他の費用の抑制などにも取り組み、可能な限りの利益創出に努めてまいりました。

これらの結果、当中間連結会計期間の営業収益は28,244百万円(前年同期比8.0%増)、営業利益は2,023百万円(前年同期比4.9%減)となりました。また、経常利益は、前年同期と比較して為替差益や受取利息、持分法による投資利益等が増加したことで2,397百万円(前年同期比2.4%増)となり、親会社株主に帰属する中間純利益は1,628百万円(前年同期比7.8%増)となりました。

今後とも役職員一同、企業価値の更なる向上に邁進していきたいと存じますので、引き続き、温かいご支援ご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

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